旬の魚介 〜9月〜鮭(サケ)

『ワインをもっと楽しんでいただきたい!』
四方を海に囲まれた島国に住む私たち日本人に最も馴染みのある食材”魚介”。 古来多くの魚が獲れ、主菜とされてきました。 日本人の体質にあった食材ともいえる魚介の月々の旬のものを選び出しワインと食材の組み合わせをご提案させていただきます。実際にスタッフで組み合わせを試した声も掲載させていただきますので是非ご参考にしてくださいませ♪
鮭(サケ)について
遡河回遊を行う魚として有名で、川で生まれたのち海で生活し、産卵の際に再度川を登ってくる。 日本で主に食用とされる鮭はシロザケ。赤い切り身が特色。「サケ」の語源について、その切り身が「酒に酔った」ような色をしているから、という説があるほどである。 また川を登ってくることから、ヒト以外にも様々な動物が餌として捕食することがある。熊が有名だが、他に狼や犬も捕ることがあるらしい。
鮭(サケ)の栄養
鮭は、全体的にたんぱく質が豊富で、特にたんぱく質の消化・吸収は、他の多くの魚より優れている。 また鮭には、DHA(ドコサへキサエン酸)とEPA(エイコサぺンタエン酸)が多く含まれており、特にこれらの脂肪酸は学習・記憶能力の向上に加え、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病(成人病)の予防効果があると言われている。さらにコレステロールの代謝促進や肝臓強化に優れた効果を発揮することで話題のタウリンが豊富。 これら以外にも鮭に含まれる栄養素は、骨粗鬆症や骨軟化症の予防に効果があるカルシウム、精巣に多く含まれ核酸の代謝を促進するアルギニン、皮膚の免疫向上に役立つビタミンA、ビタミンB群や、D、Eなども多く含まれ、血行を促進し、炎症を鎮め、アレルギー肌・乾燥肌を保護し、お肌の栄養補給・美肌づくりに効果的に働く食品である。

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鮭のハニーオレンジ 焼き鮭など食べ方がマンネリ化しがちな鮭ですが、オレンジジュースとハチミツのソースで食べるこの鮭のソテーは新鮮な美味しさです。美肌成分が豊富な鮭と、「食べる美容液」とも言われている蜂蜜で作ったお料理には、エレガントな白ワインだけでなく芳醇な赤ワインも合わせれる優れものです。 ![]() ハンドクラフト シャルドネ カリフォルニア シャルドネを主体にシュナンブランやマルヴァージアビアンカなどがブレンドされています。それによりワインに白い花や蜂蜜などの香り、優しい甘味のニュアンスが加わっています。葡萄は冷涼なモントレー産の葡萄を中心に使用し、果実味豊かな飲みやすさを追及したワインです。 ![]() ショーン・マイナー カベルネソーヴィニヨン ナパヴァレー ナパ・ヴァレー各地の畑から、十分に熟した葡萄し、産地の個性をワインにまとめ上げる為に必要な経験を、十分に積んだオーナーならではのワインです。ラズベリー、カシス、たばこの葉などのアロマ、ブラックベリー、ラズベリー、熟したプラムが口中に広がり、なめらかな渋味と樽熟成のニュアンスが相まって、心地よい余韻が広がります。 |
鮭の八丁味噌ちゃんちゃん焼き 鮭は白ワインに合うレシピが多いですが、独特の渋みとうまみがのある八丁味噌で作るちゃんちゃん焼きは、輪郭のしっかりとした味の赤ワインがよく合います。八丁味噌は色の濃さから塩分が濃いと思われがちですが、意外にも他のお味噌よりも塩分控えめで作られているそうです。 ![]() レーヴェンスウッド ソノマカウンティ ジンファンデル 多くのブドウ樹にとって最も良い状態されるのが樹齢25年ほどなのに対して、ジンファンデルのブドウ樹は年を重ねるほど、味わいに深みや凝縮感がますます加わります。それこそが、まさにソノマカウンティで生育する真のジンファンデルです。樹齢50〜80年の古木から生まれる、力強く凝縮した果実味が特徴のジンファンデルです。 ![]() ボーグル ファントム ブレンドワイン 全てにおいて外さないワイナリー、ボーグルのフラッグシップワインです。プティシラー、ジンファンデル、カベルネソーヴィニヨンなどをブレンドした、洗練された味わいを持つ完璧なバランスの取れたワインです。 |
追伸
鮭のハニーオレンジソースにはハンドクラフト・シャルドネを、鮭のちゃんちゃん焼きにはショーンマイナー・カベルネを合わせてみようと思い早速作って合わせてみました。
ハニーオレンジソースにはシャルドネが良く合っていました。
鮭にハニーオレンジソースをかけることによって深みが出て、ハンドクラフトシャルドネのオレンジの様な柑橘系のニュアンスと良く合っていました。 鮭のスモーキーな感じと蜂蜜が良く合い癖になる味わいでした。
蜂蜜の甘みとハンドクラフトのシャルドネがピッタリで他にはピノグリやヴィオニエも合いそうだな〜と思いました。 ハンドクラフトのシャルドネは価格以上に満足度の高いワインでした。
ちゃんちゃん焼きとカベルネは八丁味噌のコクとカベルネのタンニンがぶつかるような印象を受け・・・ 微妙な?感じでした。 ジンファンデルも合わせてみたところ、煮詰まった印象の果実味と八丁味噌のコクがバランスを取っていて相性は良かったです。
そして、意外な組み合わせですが、ショーンマイナーのカベルネと鮭のハニーオレンジソースは不思議とマリアージュしていました。
以上、実際に合わせてみた感想でした!

