旬の魚介 〜1月〜鯛(タイ)

『ワインをもっと楽しんでいただきたい!』
四方を海に囲まれた島国に住む私たち日本人に最も馴染みのある食材”魚介”。 古来多くの魚が獲れ、主菜とされてきました。 日本人の体質にあった食材ともいえる魚介の月々の旬のものを選び出しワインと食材の組み合わせをご提案させていただきます。実際にスタッフで組み合わせを試した声も掲載させていただきますので是非ご参考にしてくださいませ♪
鯛(タイ)について
鯛は、スズキ目タイ科の硬骨魚の総称。タイと名のつく魚は日本の周辺だけでも200種を越えますが、一般的に鯛といえば真鯛(まだい)のことを指します。 日本各地で漁獲されますが、天然物は少なく、市場に流通する8割以上が養殖物です。
水深20〜150mの大陸棚に棲み、甲殻類、イカ類、貝類、ゴカイなどの底生動物を食べ、1年で15cm、2年で25cm、4年で40cm、6年で50cmほどになり、最大1mくらいにまで成長。
なかなか長寿で、長生きのもので40年くらい生きるものもいるそうです。 日本では江戸時代から食されており、非常に馴染みの深い魚で、「めでたい」にかけて縁起のよい魚として人気があります。
鯛(タイ)の栄養
「百魚の王」と呼ばれる鯛は美と健康の栄養素たっぷり! 良質なたんぱく質の含有量は白身魚ではトップクラス。低脂肪で、ビタミンA・B1・E・D・ナイアシンなどのビタミン類、カリウム・マグネシウム・銅・亜鉛などのミネラル類、遊離アミノ酸のタウリンを豊富に含んでいます。
良質なたんぱく質とタウリンがお腹を温めて胃腸の調子を整え、コレステロール低下や視力回復などの働きも持っています。ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち、B1は糖質を分解して疲労感を回復、Eは不飽和脂肪酸の酸化を予防、Dはカルシウムの吸収を高める、ナイアシンは血行をよくする働きを持っています。
カリウム・タウリン・ナイアシンの働きで、高血圧や動脈硬化の予防が高まり、イノシン酸が細胞の再生を助けます。カリウムは体内のナトリウムを排泄して血圧を安定させ、マグネシウムがビタミンDと一緒にカルシウムの吸収を助けて骨の強化に働きます。銅が鉄分の吸収を高めて増血に、亜鉛が精力増強や味覚障害に、グルタミン酸は脳の活性に有効です。

![]() |
![]() |
鯛の昆布締め 昆布締めにすると、旨味が凝縮され日持ちもします。からすみパウダーをかければ、風味が増し彩りも鮮やかに。フルーティーな白ワインと合わせて、ゆっくりと1人ワインも素敵ですね。 ![]() フランシス・コッポラ・プリゼンツ ビアンコ ピノグリージョ 口当たりの良いエブリデイワイン!ライムやレモン、トロピカルフルーツや蜂蜜など爽やかさとボリューム感のある厚みのある白ワインです。 ![]() グラハム・ベック ブラン・ド・ブラン 日経プラスワン”スパークリングワイン特集”第1位!泡の細やかさ、ワインの質にこだわり、南アフリカでの法定熟成期間が9カ月のところを最低でも36ヶ月熟成させてリリースされる南アフリカ最高峰のスパークリングワインです。 |
鯛のソテー・バルサミコソース 鯛を多めのバターでソテーし、バルサミコ酢を加えれば、淡白な白身もしっかりとしたひと品に。芳醇な香り高い赤ワインとご一緒に合わせてみてはいかがですか? ![]() スノークォルミー ”リザーブ” カベルネ ソーヴィニヨン ワインスペクテイター(WS)よりワイナリー最高評価の91点を獲得!フレンチオークの新樽を65%も使い、およそ2年にわたる樽熟成を経る事によってワインはうっとりするほどの滑らかさを備えます。ワイナリー最高傑作ともいえる至極の赤ワインです。 ![]() オーエス ”ソナス” カベルネフラン WS92点!2013年産WS世界第3位評価の完熟したカベルネフラン!完熟させることが難しいフランですが、完熟した果実はふくよかな果実やココアの芳醇な香りとシルクのような滑らかさの、魅惑の品種となります。 |
追伸
今月の旬の魚介は鯛です。
お正月に食べた方も多いのではないでしょうか。
今回は鯛の昆布締めと鯛のバターソテー・バルサミコソースを作ってみることにしました。
ワインは昆布締めにはフュメブランとピノグリ、バルサミコソースにはカベルネソーヴィニヨンを合わせてみました。
鯛の昆布締めとフュメブランは昆布のヨード香が広がってしまい、少しぶつかってしまう印象でした。わざわざ合わせなくても良いかな?という感じです。ピノグリはピノグリの華やかさが広がりオレンジの様な柑橘感が薬味の様でよく合っていました。ピノグリは同じトーンですんなり飲め、魚臭さやヨード香は全く出なかったです。
鯛のポアレ バルサミコソースとカベルネソーヴィニヨンはバルサミコソースの甘酸っぱさとカベルネが良く合いマリアージュしていました。こちらもワインを飲んだ時に魚の臭みなどは感じずに魚の旨みだけが広がり、白身と赤ワインの新たな楽しみ方を覚えました。
以上、実際に合わせてみた感想でした!
〜副店長まいこ〜

