リッジ・ヴィンヤード<Ridge Vineyard >

リッジ・ヴィンヤーズはカリフォルニア州を代表する名門ワイナリーです。その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。

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リッジを語るうえでワイナリーを牽引してきた立役者ポール・ドレーパー氏を語らない訳にはいきません。リッジ・ヴィンヤーズのCEO兼最高醸造責任者であったポール・ドレーパー氏は、「醸造家が選ぶ醸造家賞 2013 Winemakers’ Winemaker Award」を受賞しています。審査員を務めるのは、世界最難関のワイン資格マスター・オブ・ワインの称号を保持する醸造家たちと、過去の同賞受賞者です。そのため、「醸造家が選ぶ」という言葉が賞名の中に入っている大変栄誉ある賞です。ドレーパー氏がキャリアを通じて顕揚してきたアプローチ――「伝統的なワイン造り」、「持続可能なブドウ栽培」、「土地の個性の尊重」が、審査員に極めて高く評価された結果の受賞です。
さらにドレーパー氏は英国の権威あるワイン専門誌『Decanter』が2015年に発表した「醸造家が選ぶ最も尊敬する醸造家」のトップ5に選ばれました。また、ドレーパー氏はデカンター誌より2000年に「マン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれています。


ポール・ドレーパー氏の受賞からも分かるようにリッジのワイン造りは近代的な手法を取り入れないクラシックスタイルを貫いています。リッジでは、シャルドネを含むすべてのワインをアメリカンオークの樽で熟成させています。2016年この神話的醸造家とも例えられる聖人ポール・ドレーパー氏が現役を退きましたがその哲学はドレーパー氏の下で20年以上研鑽を積んだ2人の醸造家と1人の栽培家が受け継いでいます。ドレーパー氏は引退会見で「過去10年に関して言うならば、リッジのワインは彼らが造ってきたもので、私のものではありません。」と公言しています。新醸造責任者はエリック・ボーハー氏、そしてジョン・オルニー氏、栽培責任者のデヴィッド・ゲイツ氏の3人がリッジを牽引しています。


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リッジのワインを世界最高峰のワインと世界に認知させたのはやはり1976年に行われたカリフォルニアワイン赤白とボルドーの赤及びブルゴーニュの白をブラインドテイスティングしたワインテイスティング通称パリスの審判です。審査を行ったのはフランスでも最高のワイン鑑定家たちでしたが、なんと赤ワイン部門、白ワイン部門の両方のトップはカリフォルニアで、カリフォルニアワインをフランスよりも高く評価しました。
「パリスの審判」として知られるようになり、「優れたワインはヨーロッパでしか生まれない」というのが通念だった時代がここに終わりましたが、この時のリッジの順位は5位で1位のカリフォルニアを除き2位から4位まではフランスのワイン、リッジより下位評価のフランスは1本のみと世界に大きなインパクトを与えた訳ではありませんでした。
ですがこのテイスティングの結果についてのフランス側の物言いで事態は大きく変わります。フランス人の審査員たちは、「カリフォルニアワインは熟成しない。30年後に同じワインを飲めば、フランスが勝つ」と述べた事です。
2006年5月24日、「パリスの審判」から30年後の再戦が開かれました。1976年のテイスティングと同じように、9人の優れた鑑定家が審査員を務め、30年前と同じ赤ワインを、30年熟成の進んだ状態で試飲するというものでした。

結果は驚くべきことにリッジのワイン”モンテベロ”が2位以下を大いに引き離す2位に18点もの差をつけ優勝する結果となりました。2位と5位の点数の差が13点でしたのでリッジのワインがいかに群を抜いていたかが分かります。
さらに同時に行われたカリフォルニアの若いカベルネを飲み比べるテイスティングでもリッジのワインが1位に輝きました。


2013年ヴィンテージのモンテベロ・カベルネソーヴィニヨンがデカンター誌より初のパーフェクトスコアとなる100点を獲得いたしました。ワイナリー初の快挙です。
ロバート・パーカー氏監修ワインアドヴォケイト誌では同地区最高得点となる99点を獲得し、ワインスペクテイター誌では2007年の世界のトップ100ワンにて第2位に選出、そしてリッジを「ニュー・クラシック」と呼び称賛しています。ジンファンデルではレーヴェンスウッド(Ravenswood)、ローゼンブルム(Rosenblum)と並び「ジンファンデル3大R」と呼ばれ最高の造り手と称され、さらに2016年にデカンター誌が発表した選りすぐられた179本のシャルドネの中からカリフォルニア・シャルドネのトップに選んだワインがリッジの”エステート”シャルドネとその名声は留まる事を知りません。

リッジのワインはホワイトハウスの晩餐会で用いられる事はもちろん、2008年7月に行われた北海道洞爺湖サミットの晩餐会においても、リッジのワインが主役を果たすなど外交の場をも彩っています。


<<商品説明>>
〜英デカンター誌100点!〜
○リッジ・ヴィンヤード ”モンテベロ” カベルネソーヴィニョン サンタクルーズマウンテン
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リッジのフラッグシップにして、世界最高のカベルネ・ブレンドのひとつです。
冷涼な気候と石灰岩土壌に由来する生き生きした酸とミネラル風味が類まれな品格を産み出し、低収量に由来する強い凝縮感、果実味と渋味が堅牢な骨格を産み出しています。カリフォルニア産のカベルネとしては例外的なほど酸味が強く、アルコール度数も低いために、極めてエレガントな仕上がりです。
それでいて数十年の熟成能力を持ちあわせます。天日乾燥させたアメリカンオーク樽の新樽で熟成とフランスの模倣ではない独自のスタイルで世界最高峰のワインとして地位を築いています。
モンテベロ[2013年]が英国デカンター誌よりパーフェクト100点を獲得いたしました。モンテベロ銘柄初となる快挙です。
【受賞暦】
【2013 Decanter 100点】
【2012 Vinous 98点】
【2011 Wine Spectator 96点】
【2010 Wine Advocate 96点】
【2009 Wine Advocate 98点】
【2008 Wine Advocate 97点】
【2007 JamesSuckling 97点】
【2001 Wine Advocate 99点】
≪ 味わい ≫
熟したカシスやリコリスに砕いた石灰石、甘いトーストされたオークにスミレのアロマ。口に含むとブラックベリーの風味が広がりエキゾチックなオークのスパイスが折重なっています。フルボディで豊かなストラクチャー、しっかりとした酸に濡れた石を想起させるミネラル感、そして長い余韻、完璧な仕上がり。
※3本以上のご購入で特製ワイナリーオリジナル木箱にてお届けさせていただきます。
〜WA94点!V94+点!リッジのフラッグシップ白!カリフォルニアワインの至宝モンテベロ!〜
○リッジ・ヴィンヤード シャルドネ ”モンテベロ” サンタクルーズマウンテン
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モンテベロの畑には、わずかな量ですがシャルドネも植わっており、そこから二種類のワインが造られています。毎年生産されるエステート・シャルドネと、優れた年にのみ造られる白のフラッグシップ、モンテベロ・シャルドネです。リッジの造る白ワインはこのシャルドネのみで、全体生産量の数%を占めるにすぎませんが、世界中で高い評価を受けています。モンテベロの冷涼な気候と石灰岩土壌――ブルゴーニュと同じ――を考えれば、ここで偉大なシャルドネが生まれないはずはありません。 事実、しっかりとした酸と強いミネラル風味をたたえたエレガントなスタイルですが、豊富な果実味とアメリカンオークの風味が、ブルゴーニュとは異なる喜びを飲み手に与えてくれます。リッジのシャルドネは2016年にデカンター誌が発表したカリフォルニア・シャルドネのトップに選ばれました。 優れた年にのみ生産される、モンテベロの自社畑産シャルドネのフラッグシップ。冷涼な気候と石灰岩土壌から生まれた、ミネラル風味の凝縮した雄大なる白ワインです。
【受賞暦】
【2014 Wine Spectator 94点】
【2014 Vinous 94点】
【2013 Wine Advocate 95点】
【2013 Vinous 95点】
【2012 Wine Advocate 94点】
【2012 Vinous 94+点】
【2011 Vinous 93点】
【2010 Vinous 94点】
【2008 Wine Advocate 95点】
【2006 Wine Spectator 95点】
【2004 Wine Advocate 95点】
≪ 味わい ≫
アプリコットや洋梨、パイナップルにドライイチジクや濡れた石のニュアンス。粘性のある質感からしっかりした酸味を感じアプリコットや柑橘類の花の風味にミネラルの風味が凝縮した雄大なスケールのカリフォルニアを代表するシャルドネです。
〜2016年デカンター誌が発表したカリフォルニア・シャルドネのトップがこちら!〜
○リッジ・ヴィンヤード シャルドネ ”エステート” サンタクルーズマウンテン
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リッジが初めてシャルドネを生産したのは1962年のことです。モンテベロの自社畑に1940年代後半に植樹されました。特別に素晴らしい出来栄えとなった年には、少量の「モンテベロ・シャルドネ」が、このワインのほかに生産されています。 モンテベロ産ブドウを使った希少な白ワインです。2016年にデカンター誌が発表したカリフォルニア・シャルドネのトップに選んだワインがこちらのシャルドネです。エレガントでありながらも、豊富な果実味とエキゾチックなアメリカンオーク樽風味による独自の味わいを持ちます。
【受賞暦】
【2014 Decanter2016 カリフォルニアシャルドネ第1位】
【2014 Decanter 95点】
【2014 Wine Spectator 93点】
【2014 Vinous 93点】
【2012 Wine Spectator 91点】
【2011 Wine Spectator 91点】
【2010 Wine Advocate 90点】
【2009 Wine Advocate 95点】
【2008 Wine Spectator 92点】
【2008 Wine Advocate 90点】
【2005 Wine Spectator2007年トップ100ワイン 第2位】
≪ 味わい ≫
パイナップル、煮つめた梨、イチジクの香りに甘いオークや乾燥したハーブのニュアンス。気品のある質感、アップルタルトの風味にパイナップル、シトラスが加わり、長く爽やかな酸味のあるフィニッシュへ続きます。カリフォルニアを代表する至高の一本。
〜カリフォルニアワインの至宝モンテベロと同一畑ながら早飲みも可能!〜
●リッジ・ヴィンヤード カベルネソーヴィニョン ”エステート” サンタクルーズマウンテン
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モンテベロの畑の葡萄でワインが初めて造られたのが1892年のことです。1962年に初めてリッジ・モンテベロが生産されました。このモンテベロの同じ畑のブドウで、同じ情熱と手間をかけて造られた卓越した赤ワインがこちらのカベルネソーヴィニヨンです。品格に富むスタイルで、早くから飲み頃を迎えます。
【受賞暦】
【2013 Wine & Sprits 95点】
【2013 Vinous 94点】
【2013 Wine Spectator 92点】
【2012 Wine Advocate 92点】
【2010 Decanter’s Top 50 Wines 選出&95点】
【2009 Wine Enthusiast2012年セラーセレクショントップ100ワイン 選出&95点】
【2010 Wine & Sprits 93点】
【2009 Wine Advocate 92点】
【2008 Wine Advocate 94点】
≪ 味わい ≫
ブラックカラント、チェリー、クローブなどのスパイス香にトーストしたオークとココアのアロマが広がります。熟した果実の風味にしなやかなタンニン、ミネラルのニュアンス、しっかりとした酸味に複雑さを際立たせるオークのニュアンスが巧みにバランスを取っています。ミディアムフルボディのスタイルは熟成により更に風味を発展させていくでしょう。
〜カリフォルニアワインの至宝モンテベロと同一畑ながら早飲みも可能!〜
●リッジ・ヴィンヤード メルロー ”エステート” サンタクルーズマウンテン
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1974年にモンテベロの畑の最も高い標高800メートル付近にメルローを植えました。元々はメルローがモンテベロの品質にふさわしい果実を実らせるかを見たかったからです。その答えはすぐに出ました。それ以来、資金と空間が許す限りメルローを増やしていきました。このメルローは1975年からモンテベロの一部となっています。そして若かった樹が成長するにつれストラクチャーと複雑性を備えるようになりメルロー単一のワインも作り始めるようになりました。
【受賞暦】
【2013 Vinous 92点】
【2012 Wine Advocate 91点】
【2011 Wine & Sprits 90点】
【2009 Wine Advocate 91点】
≪ 味わい ≫
熟したチェリーフルーツ、紅茶の葉にクローブなどのスパイス香、トーストしたオークのアロマが広がります。 アケビやコケモモなどの果実に柔らかいタンニン、味わいを優しく包み込むスイートオークのニュアンス。余韻にはミネラルの風味が加わり長い時間持続します。
〜リッジを支えるガイザーヴィルと並ぶジンファンデル二枚看板〜
●リッジ・ヴィンヤード ”リットン・スプリングス” ジンファンデル ドライクリークヴァレー
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リッジが初めてリットン・スプリングスを造ったのは1972年です。ガイザーヴィルとともにリッジの二枚看板をなすジンファンデル。黒系果実やスパイスの風味と、強健な渋味が特徴の凝縮感の強い壮大なスケールのワインです。
【受賞暦】
【2014 Vinous 94+点】
【2014 Wine Advocate 91+点】
【2013 Wine Advocate 92+点】
【2013 Wine Spectator 91点】
【2010 New York Times トップジンファンデル選出】
【2010 Wine Advocate 93+点】
【2009 Wine Advocate 95点】
【2008 Wine Advocate 93点】
【2007 Wine Advocate 92点】
≪ 味わい ≫
黒コショウ、カシス、リコリスの魅力的な香りが広がります。 層になって折重なるプラム、ブラックベリーの果実の風味に絹のような舌触りのタンニンは味わいに溶け込んでいます。 余韻にはハーブとモカの風味が続きます。
〜リッジを支えるリットン・スプリングスと並ぶジンファンデル二枚看板〜
●リッジ・ヴィンヤード ”ガイザーヴィル” ジンファンデル アレキサンダーヴァレー
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リッジでは、ガイザーヴィルにおいて単一畑産ジンファンデルのワインを、1966年以来毎年生産してきています。赤系果実の華やかな芳香にハーブやスパイス、オークの複雑な風味が重なりあう、しっかりした美しい酸味としなやかなボディが特徴の、フィネスあふれるワインです。
【受賞暦】
【2014 Wine Advocate 93点】
【2014 Vinous 93点】
【2014 Food & Wine 2016年信用に値する50のワイン選出】
【2013 Wine Advocate 93点】
【2012 International Wine Cellar 93点】
【2012 Wine Advocate 91点】
【2011 Connoisseurs’ Guide 95点】
【2009 Wine Advocate 94点】
【2008 Wine Advocate 92点】
【2007 Wine Advocate 91点】
≪ 味わい ≫
力強いダークベリーにリコリス、ミント、エキゾチックなスパイスに土っぽいニュアンス。力強いベリーの風味に味わいを引き立たせるタンニンとしっかりとした酸味がバランスする深みのある官能的な味わいです。
〜リッジがセントラルコースト産葡萄で造る唯一のワイン!樹齢90年の古木から生まれる柔らかなジン〜
●リッジ・ヴィンヤード ”パソロブレス” ジンファンデル
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こちらのワインに使われる葡萄を育てるベニート・ドゥージー・ヴィンヤードは、セントラル・コースト地区のブドウ栽培地域で唯一、リッジがブドウを購入している畑です(モンテベロの自社畑はサンタ・クルーズ・マウンテンズ栽培地域にありますが、セントラル・コースト地区には属していません)。1967年ヴィンテージが、この畑から最初にワインを造った年です。樹齢90年の古木から生まれる柔らかなジンファンデル。香りには華やかな赤系果実が溢れ、味わいでは滑らかな渋味と豊富な果実味が見事なバランスを見せます。
【受賞暦】
【2013 Wine Spectator 91点】
【2012 Wine Spectator 90点】
【2011 Wine Spectator 91点】
【2009 Wine Spectator 91点】
【2007 Wine Spectator 91点】
≪ 味わい ≫
魅力的なブラックチェリーの果実にベリーパイ、エキゾチックなスパイスのアクセントが広がります。新鮮な果実の風味は完熟したチェリーが口の中いっぱいに広がります。丸いタンニンのお陰でリリース直後からこのワインを楽しむことが出来、フィニッシュには胡椒のアクセントを感じます。
〜リッジが2銘柄のみ生産している、ジンファンデル100%のワインのひとつ〜
●リッジ・ヴィンヤード ”イースト・ベンチ” ジンファンデル ドライクリークヴァレー
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リッジでは、2006年ヴィンテージから、イースト・ベンチを単一区画のワインとして生産しています。リッジが2銘柄のみ生産している、ジンファンデル100%のワインのひとつです。リットン・スプリングスの自社畑に隣接する、単一区画のジンファンデルを100%使用したワインです。若木のブドウを原料としながらも、この品種の魅力と区画の個性をたっぷりと表現する優れた赤ワインです。
【受賞暦】
【2014 Vinous 91点】
【2014 Wine Advocate 90点】
【2013 Wine Advocate 90点】
【2012 Wine Advocate 91点】
【2010 Wine Advocate 93点】
【2009 Wine Advocate 91点】
【2008 Wine Advocate 92点】
【2008 Wine Spectator 91点】
≪ 味わい ≫
ドライ・クリーク産ジンファンデルに特徴的な、赤系果実と胡椒の風味が感じられます。いくつかの赤系果実の香りにかすかなバニラとスパイスのニュアンス。チェリー、ラズベリーの風味は活き活きとした酸味と柔らかいタンニンに包まれています。