世界を代表する産地として名高いナパヴァレー

ナパのワインって本当に美味しいですよね！

しっかりと熟した果実の風味があるからこそ樽の風味も良く溶け込みますし、
逆にクリーンなピュアな風味も楽しめますよね。

ですが葡萄の収穫量はカリフォルニアワイン全体でたったの4％にしか過ぎません。
面積では世界でももっとも小さな部類に入り、縦に約50キロ、幅は最も広い場所でも8キロしかないナパヴァレーはボルドーのたったの1/8しかないのです。

世界のワイン産地でも特別に小さな地域ナパヴァレー。
このナパのワインが美味しいのには理由があります。
ではナパヴァレーの魅力に迫りたいと思います。

小さな場所でありながら高い評価を受けるナパヴァレー

僅か縦に約50キロ、
幅は最も広い場所でも8キロしかないナパヴァレー。
ぶどう畑によって土壌も気候条件も異なります。

こうした個性的なぶどう畑が複雑なつづれ織りのように寄り集まり、個性豊かなワイン産地を形成しています。

気候　〜ワイン用ぶどうの栽培に理想的なナパヴァレーの気候〜

葡萄栽培に最も適した気候は地中海性気候です。
地中海気候は地球上で僅か2％しかありません。
ナパヴァレーはその2％に含まれる地中海性気候の恩恵を受けます。

葡萄の生育時期に晴天が続き雨が降らない。
果実は余分に水分を取り込むことなく健全に熟し凝縮した果実が収穫できます。

土壌と地質　〜偉大なワインは土から始まる〜

山と山の谷間に位置するナパヴァレーは地震も多く日本とよく似た環境です。

ナパヴァレーは約33種類の土壌が複雑に絡み合い約100種の土壌バリエーションで構成されています。これは世界中に存在する土壌パターンの約半分に相当する驚くべき数字です。

世界的にも最も多くの種類の土壌が見られる場所の1つがナパヴァレーなのです。
葡萄は地中に根を張り様々な養分を吸収しナパヴァレーでしか表現できない味わいを生み出します。

寒流と霧の影響　〜恵まれた日差しと寒暖の差〜

カリフォルニアに面した太平洋はアラスカから下りてくる非常に冷たい寒流が流れており天然のクーラーのような影響を及ぼします。ナパヴァレーはサンパブロ湾から冷たい冷気が入り込み 湾に近い地域と離れた地域では日中の気温差が10度近くにまでなる場所もあります。

また 昼夜の気温差も激しく一日のうちに20度近くも気温差が生じ、30度近くも気温差が出ることも あります。この寒暖差がブドウの糖と酸のバランスの良さを促進し、葡萄の色づきがよく、香りや味わいが複雑になります。

また霧の影響も忘れてはなりません。

温暖な気候と冷たい海が出会うことによって、カリフォルニア名物の霧が発生します。
これにより強すぎる日差しが和らげられて適度に熟したブドウを得ることができます。
また霧が発生することにより霧に覆われる低地や霧の影響を受けない高地などの環境の違いもブドウの風味に大きな影響を与えます。

カリフォルニアワインを語る上で欠かせない霧。

真夏でも霧が立ち込める朝はコートやジャンパーを着こまないと寒くて外に出られないほどですが、これがワインに完熟した風味とエレガントな酸を与えるのです。

そしてナパヴァレーのほぼ全てにあたる95％が家族経営です。ナパでは高品質・少量生産のぶどう造りが確立されており、そのぶどうを使って熟練のワインメーカーが造るワインこそが素晴らしい味わいを生み出すナパヴァレーのワインです。

今回、自信を持ってお勧めするナパ産白＆赤ワインを厳選してセットに致しました。

こちらのセットで是非素晴らしいナパヴァレーの味わいをご体感くださいませ。