1871年に始められたワイナリーをスウィーニー・ファミリーが受け継いだ家族経営のブティック・ワイナリー。カルトワインで有名なワイナリーに隣接し、自身のワインもナパ・ヴァレー・ワイン・オークションでそれらのカルトワインを上回る金額で落札されるなど話題のワイナリーです。
ワイン評論家等からも高く評価され常に高得点を取るワインを造り出しワインエンスージアスト誌では最高98点を獲得しています。
オークヴィル・カベルネ・ソーヴィニョン、ロス・カーネロス・シャルドネは全日空ファーストクラスのワインに選ばれました。

オーナーのチャック・スウィーニーはホテルの下積みから始め、その後アメリカのホテル王としても知られるアメリカンドリームを達成した人物です。現在でもハワイなどの高級ホテルを所有しています。また不動産投資のビジネスでは長年にわたり日本でも活動し、大の親日家でもあります。

現在、ワイナリーは醸造責任者兼総支配人の長男ロブ・スウィーニーが運営し、畑の開墾からボトリングまでを自らの手で行い、造られたワインには彼の愛とパッションが沢山注がれています。
研究熱心なロブは、ほとんどのワインが購入したその日に飲まれているという調査結果を考慮し、いかにタンニンを柔らかく仕上げるかを2000年代前半から研究実践しています。灌漑の水量を樹一本一本の根の長さや樹勢によりコントロールしたり、発酵温度や発酵期間を調節したり、気が遠くなるような作業を実践しています。 ヴァイン・クリフは自社畑をオークヴィル、カーネロス、カリストガ、そしてハウエルマウンテンに所有しています。

こちらのカベルネソーヴィニョンは銘醸畑があつまるナパのオークヴィルにある僅か100エーカーの小さな区画”ロック・ブロック”から生まれる希少な蔵出しバックヴィンテージです。ワインはまだまだ長期熟成が可能さを示唆するスケール感があり抜栓直後は硬さが残りますので飲む際はデキャンタージュをされることをお勧めいたします。