シュレーダー・セラーズを知るには3つのキーワード、創業者フレッド・シュレーダーの情熱、ナパの最高のカベルネ畑と言われる ト・カロンヴィヤード、才能あふれるワイン・メーカ、トーマス・リヴァース・ブラウンの手腕に集約されます。

創業者のフレッド・シュレーダーは1988年にコルギン・シュレーダー・セラーズ（現コルギン・セラーズ）を当時の妻アン・コルギン（前妻）と創業し、カリフォルニアTOP醸造家夫婦であるヘレン・ターリーとジョン・ウェットローファー夫妻にワイン作りを任せました。フレッドはアン・コルギンと袂を分かち1998年にシュレーダー・セラーズを創業しました。

シュレーダー・セラーズの8種類のワインの内、5種類はベクストファー・トカロン・ヴィンヤードの葡萄で造られています。

シュレーダーの本質とは、カリフォルニアだけでなく世界を代表するナパ・オークヴィルで最高峰のカベルネソーヴィニヨンを生み出すトカロン・ヴィンヤードの個性を描き出すことといえます。

トカロンはオーパスワンの向かい、ロバート・モンダヴィの南にある1868年にハミルトン・クラブにより植樹された畑で、ギリシャ語で”究極の美”という意味です。

醸造を手掛けるのは現代ナパカベ最高峰の醸造家トーマス・リヴァース・ブラウンが担当します。トーマス・リヴァース・ブラウンは現在15社近くの醸造を手掛けておりカベルネソーヴィニヨン主体のワインを手掛けるスターワインメーカーです。ヘレン・ターリーの下で研鑽を積み2000年よりシュレーダーの醸造家として迎えられ、現在は栽培管理を含めて醸造責任者を務めています。

シュレーダーは2007年ヴィンテージで全米唯一となるロバート・パーカー監修ワインアドヴォケイトとワインスペクテイターの二大誌より同一銘柄パーフェクトスコアを獲得し、さらにはパーカーポイント100点ナパ最多となる17回に加え、４年連続同一銘柄100点を二つの銘柄で達成など類を見ない評価を獲得しています。

RBSはシュレーダー夫妻のビジネス・パートナーRandy B Roach氏のイニシャルです。ランディはテキサス州ヒューストンの法曹界では有名な弁護士です。RBSのワインを一言で表すと、すべてのヴィンテージに通じる特徴がアロマティックで表せます。