オーナーのジョシュ・ジェンセンはエール大学で学び、人類学の修士号を取るため英国オックスフォード大学に留学しました。そこでワインを楽しむ機会が増え、ブルゴーニュワインの不思議な力に引き込まれたといいます。
1969年に憧れのコート・ドールを訪れ、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティでスタッフ兼通訳として当時のセラー責任者アンドレ・ノブレの元で働き始めました。
英語の通訳を兼ねていたので、来客に立会、試飲をする機会に恵まれたのです。また、デュジャックで収穫を手伝った際には、オーナージャック・セイスと懇意になり、多くを学びました。
「ブルゴーニュで学んだぶどうにほとんど手をかけない自然なワイン造り」に魅せられ、この体験が「アメリカで最高のピノノワールを造る。」という目標に駆り立てたのです。
1971年にカリフォルニアに戻ったジョシュは、「最高のピノノワールは石灰岩が造る」 というブルゴーニュでの教えを元に、まず石灰岩のありかを探しだすことに注力しました。
NASAの衛星を基につくられた土地台帳などで調査 し、キャンピングカーで辺境の土地をめぐり、希望の土地を手に入れるのに要した時間は2年。
そこは野生木々が生い茂り、野生動物も多い一般人は近づきがたい田舎の奥地。しかしこのマウント・ハーランの険しい頂上付近の岩に塩酸をたらすとコート・ドール同様の反応をし、「最適の地」であることが分かったのです。
1974年水も電気もない、廃墟となったかつての石灰岩の砕石場の跡地に、土地を購入。しばらくはトレーラーハウスを住まいとしました。ワイナリーの始まりです。
トラクターで土地をならし、灌漑施設を造り、1975年にジョシュは3つのテロワール自分のぶどうが育つまでは、ジンファンデルを買ってワインを造りました。初リリースは1975年。
カレラの記念すべき最初のワインはジンファンデルということになります。最初の2年間は近くのワイナリーに間借りして造りましたが、1977年には自分の醸造所を造るために畑とホリスター市街の中間地点に土地を購入。
1978年に自分の畑から初めてのワインを700ケース作りました。これが自身のぶどうから造った初ヴィンテージ。
昔の石切り場として使われていた急斜面にテラス状の段差を利用してグラヴィティ・フロウ(自然の重力を利用したぶどうに優しい醸造方法)を採用し、出来るだけ人の手を加えない造りを行っています。
ボルドーでこの手法を取り入れたのは2000年代からですから、かなり早くから導入されていたことになります。
ジェンセンの畑に最初に植えられた木は、ジョシュがカリフォルニアに戻る際にロマネ・コンティの苗木を持ってかえって植えたというエピソードも有名な話です。
その後、ニューヨークタイムス紙が企画したブラインドテイスティングで、ロマネ・コンティのリシューブルなど、錚々たる顔ぶれのワインを見事打ち破る快挙を成しえました。
また、ロバート・パーカー氏より「カリフォルニアのロマネ・コンティ」というタイトルで記事を書き、その中で「カレラはニューワールドだけではなく、地球上で最も魅力的なピノノワールのスペシャリストのひとつである。」と称賛を受け名実ともに世界最高峰のピノノワールとしてその地位を築きました。
日本では漫画「ソムリエ」で「ブラインドテイスティングでロマネ・コンティと間違えられ」、人気テレビ番組でも「100万円のロマネ・ コンティに双璧」と紹介されるなど入手困難なワインとなっています。
今や、カリフォルニアのピノノワールの巨匠とまで言われるジョシュは、フランスのブルゴーニュを越えるワインは絶対に造れないとまで言われていた定説を覆しました。
カレラ ジェンセン ピノノワール
〜カリフォルニアのロマネ・コンティ!〜
ロマネコンティに比較される最も人気があり入手困難なワイン!
漫画「ソムリエ」では「ブラインドテイスティングでロマネ・コンティと間違えられ」、人気テレビ番組でも「100万円のロマネ・ コンティに双璧」と紹介されたカレラで最も人気があり入手困難なワインがこちらのジェンセンです。
また、カレラをカリフォルニアのロマネコンティと呼んだ、ワイン業界に絶大な影響力を誇るロバート・パーカー監修ワインアドヴォケイト誌にて最高評価となるエクストラオーディナリーをカレラのワインの中で最も多く与えられています。
【受賞暦】
【2017 Wine Advocate 93点】
【2014 jebdunnuck 97点】
【2013 Wine Enthusiast 96点】
【2013 Wine Advocate 95点】
【2012 Wine Advocate 96点】
【2010 Wine Advocate 96点】
【2009 Wine Advocate 97点】
【2007 Wine Advocate 97点】
【合う料理】
鴨のロースト、シャトーブリアン、ウォッシュチーズ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「華麗なルビー色のジェンセン・ピノノワールはダークプラム、樹木のスパイス、クランベリーに八角やオレンジの皮など芳香で満たされています。ミネラルやほのかな燻し香、ブラックチェリーやダークスパイスの風味が食欲をそそります。みずみずしく豊かな味わいは優雅に長い時間をかけ持続します。典型的なジェンセン・ヴィンヤードの豊かな味わいです。」
カレラ リード ピノノワール[2005]
〜ブルゴーニュ・ミュジニー、リシュブールの対抗馬!〜
WWA93点!ワインエンスージアスト誌にてジェンセンに並び最高評価96点を獲得!
ブルゴーニュ・ミュジニー、リシュブールの対抗馬!
【受賞暦】
【2016 Wine Enthusiast 94点】
【2015 Vinous 94点】
【2014 Vinous 95点】
【2014 Jeb Dunnuck 93点】
【2013 Wine Enthusiast 96点】(ジェンセンと並ぶカレラ最高評価)
【2012 Vinous 94点】
【2011 Wine&Spirits 93点】
【2010 Wine Advocate 93点】
【2007 Wine&Spirits 95点】
【合う料理】
サーロインステーキ、鴨のロースト、ウォッシュチーズ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「人を夢中にさせる複雑で繊細なリード・ヴィンヤードは、プラムやミネラル、アジアンスパイスに白コショウ、レモングラスとポルチーニ茸の香りを持ちます。繊細かつ奥深いジューシーな味わいは、ダークチェリー、オレンジピール、樹木のニュアンスに八角や鴨肉、ほのかにスモーキーな味わいへと続きます。フィニッシュはみずみずしくしなやかな風味が魅惑的です。」
カレラ ミルズ ピノノワール
まるでカリフォルニアのグラン・エシェゾー!
【受賞暦】
【2015 Wine Enthusiast 95点】
【2014 Wine Advocate 93点】
【2014 Wine Enthusiast 93点】
【2013 Wine Advocate 95点】
【2013 Wine Enthusiast 95点】
【2012 Wine Advocate 96点】
【2011 Wine Advocate 92点】
【2010 Wine Advocate 96点】
【合う料理】
牛肉の赤ワイン煮、シャトーブリアン、ウォッシュチーズ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「優雅な香りは熟した赤い果実の香りから始まり、スパイス、ブラックチェリー、ほのかにオレンジピールとカシスのニュアンス。官能的な味わいはベリーとミネラルの風味が混ざり合い豊かな味わいを作り上げます。余韻は柔らかいタッチで長い時間をかけフィニッシュまで豊かな味わいが持続します。」
カレラ ライアン ピノノワール
〜カレラ一番人気の第五の畑!〜
【受賞暦】
【2015 Wine & Spirits 92点 & Year's Best Pinot Noir】
【2012 Wine Spectator 93点】
【2011 Wine Advocate 93点】
【2010 Wine Advocate 94点】
【合う料理】
プロシュート、鴨のロースト、テンダーロインステーキ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「ライアンヴィンヤードからは、美しいマウントハーランのミネラルに、洗練されたみずみずしいブラックプラムのアロマがあります。バランスに優れたストラクチャーに心地の良いグリップ、カラントやラズベリー、ダークスパイスの深みのあるフレーバーが絡み合い優雅な口当たりを表現しています。」
カレラ ヴィリエ ピノノワール
〜ジェンセンの真上に位置する畑!2007年が初ヴィンテージ!〜
カレラで最も新しく開墾されたのがこちらのヴィリエ・ヴィンヤードです。
畑はカレラを代表するジェンセン・ヴィンヤードの真上に位置し開墾した際に畑に植えられた苗木は自社畑であるジェンセンとライアンの秀でた葡萄樹から厳選されて育てられたものを植えられているという、まさにカレラが満を持して生み出した畑となります。
実際にテイスティングしたソムリエからはヴィリエの評価が最も高かった結果があります。既に過去最高96+点を獲得しており、カレラの中で最もコスパの良いワインである事は間違いなく将来も楽しみな区画です。
【受賞暦】
【2016 Wine & Spirits 93点】
【2016 Wine Enthusiast 92点】
【2014 Vinous 95点】
【2013 Wine Advocate 94点】
【2012 Wine Advocate 95点】
【2010 Wine Advocate 94点】
【2009 Wine Advocate 96+点】
【合う料理】
プロシュート、鴨のロースト、テンダーロインステーキ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「美しい外観を持ったヴィリエは、ポイセンベリーやブラックチェリーにかすかなスモークをまとった深みのあるブーケを持っています。収穫量を抑えたぶどうは凝縮した複雑な味わいとなりブラックベリーやブルーベリーにレッドカラント、ミネラルのニュアンスが驚くほどエレガントなストラクチャーを持っています。みずみずしく留まる事の無い余韻が続くでしょう。」
カレラ シャルドネ マウント・ハーラン[2016]
〜カレラ最上級シャルドネ!〜
【受賞暦】
【2016 Wine Advocate 93点】
【2015 Wine Advocate 96点】
【2014 Wine Advocate 95点】
【2014 Vinous 94点】
【2013 Wine Advocate 95点】
【2012 Wine Advocate 94点】
【2011 Wine Advocate 93+点】
【合う料理】
チキンのポットパイ、海老のグリル、マッシュルームのクリームパスタ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「リンゴ、メイヤーレモン、マンダリン、バニラクリームなど魅惑的なアロマが広がります。官能的な柔らかさを感じるタッチに、生き生きとした酸味が味わいを引き締め、スパイスとミネラルのアクセントが、ほんのりとしたキャラメルや白桃のカスタードを強調し、複雑な味わいが広がります。フィニッシュはゆっくりとそして優雅に消えていきます。」
カレラ ヴィオニエ マウント・ハーラン
【受賞暦】
【2012 Wine Advocate 90点】
【2012 Wine Spectator 90点】
【2011 Wine Advocate 92点】
【2010 Wine Advocate 91点】
【合う料理】
ローストチキン、エビフライのタルタルソース、スモークサーモンのマリネ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「桃や洋梨の果実の香りに白い花のアロマ、ジャスミンの爽やかな香りなどヴィオニエの個性が引き立った華やかな香りに包み込まれます。絹のように滑らかな舌触り、ソフトな酸味とクリーミーな果実の風味は梨とグーズベリーが層をなして広がります。余韻まで果実の風味が長く持続します。」
カレラ ロゼ ”ヴァン・グリ・オブ・ピノノワール”セントラルコースト
カレラの入門編ともいえるセントラルコーストのワインは毎年カリフォルニアのセントラルコーストの選ばれたワイン畑で収穫されたブドウから作られています。
セントラルコーストシリーズも驚くほどの高評価!
パーカーポイントも最高で92点を獲得し、「アメリカ産ピノノワールにおいて、この素晴らしさの 右に出るものはないだろう。」「余韻まで一貫して目がくらむほどに見事な味わい。」との価格以上のコメントを残しています!
まずはセントラルコーストからお試しくださいませ!
カレラのロゼは以前は葡萄の出来が良い年だけに造られておりましたが人気を呼び現在は毎年造られるようになりました。使われる葡萄はカレラの自社畑のものでは無いですがカレラの自社畑からほど近い場所の優良な果実を厳選し造られています。
ヴァン・グリ(vin gris)は、赤ワイン用ブドウから白ワインのように造るワインのことを指します。出来上がるワインには濃い色は付かず、淡い色のことが多いので薄いロゼ、灰色のようなワインということでヴァングリ、(グリは仏語のグレー)と呼ばれます。ピノノワールでありながら白ワインのようなフレッシュで軽快な味わいをお楽しみいただけます。
【受賞暦】
【2015 Vinous 91点】
【2014 Vinous 90点】
【2013 Wine Advocate 90点】
【2011 Wine Advocate 90点】
【2009 Wine Advocate 91点】
【味わい(ワインメーカーズノート)】
魅惑的なピノノワールから造られたヴィン・グリ(ロゼ)は、ジャスミンのアロマ、スパイスのニュアンスがあり濃い薔薇色とイチゴと木イチゴの香りが広がります。ザクロとクランベリーの風味は軽快に口中に広がり、果実味を引き立たせるミネラル感としっかりしたボディがありとても長い余韻がきりっとした心地よい酸味と共にが持続します。
カレラ ピノノワール セントラルコースト
【受賞暦】
【2017 Wine Enthusiast 93点】
【2017 Wine Advocate 92点】
【2016 Wine Enthusiast 90点】
【2015 Wine Advocate 92点】
【2014 Wine Advocate 92点】
【2013 Wine Enthusiast 92点】
【2013 2014年Wine & Spirits Year's Best】
【2011 2013年SF Chronicle TOP100ワイン】
【2010 2012年Wine Spectator TOP100 第28位】
【2010 Wine Spectator 93点】
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「ラズベリーやレッドプラムやミネラルのニュアンス、手作りイチゴジャムのような凝縮された香りなど様々なアロマが力強く広がります。滑らかな口当たりに、とても密度の濃い、凝縮された味わいが、ブラックベリーやイチゴの風味とまろやかな苦味とともに広がります。余韻にはジューシーな味わいが長い時間持続します。ミルフィーユのように重なり合う味にまた次の一口へと進んでいすぐに飲み干してしまうでしょう。」
カレラ セントラルコースト シャルドネ
【受賞暦】
【2014 Wine Enthusiast 92点】
【2013 2015年Wine Spectator TOP100 第48位】
【2013 Wine Spectator 90点】
【2013 Wine Enthusiast 92点】
【2012 Wine Advocate 90点】
【2011 Wine Advocate 90点】
【2010 Wine & Spirits 91点】
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「食べ頃を迎えた洋梨やメロンにほのかな蜂蜜やバニラの香りが力強く広がります。厚みのある味わいは、まろやかな苦味とトゲのない酸味を持った熟したグレープフルーツのフレーバーが広がります!余韻には鉱物を感じるミネラルにバターの風味が溶け込み豊かな後味を持続させます。」
カレラ ”ジョシュ・ジェンセン・セレクション”
ピノノワール セントラルコースト
〜カレラ最新作!自社畑を含んだスペシャルキュベ!〜
初めて”ジョシュ・ジェンセン”自らの名を冠した入魂のワイン
<ジョシュ・ジェンセン セレクション>
ジョシュ・ジェンセン・セレクションはカレラ自慢のジェンセン、セレック、リード、ミルズ、ライアン、ヴィリエなどの自社畑マウント・ハーランのぶどうと厳選されたセントラル・コースト・エリアの選りすぐりの畑のぶどうから造られるスペシャル・キュヴェです。
【合う料理】
クリームマッシュルームソースパスタ、トリュフソースパスタ、チキンの香草焼き、テンダーロインステーキ
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「自社畑のぶどうが15%ブレンドされたこのワインはラズベリーやチェリー、若干感じられるジビエの野生的な香りが複雑に絡み合います。ひそかに感じる森の下草の香りの上にプラムや熟したチェリーの味わいが複雑な層を成し、クリーミーさも感じられる見事なバランスのとれたワインで長い余韻へと続いていきます。」
カレラ ”ジョシュ・ジェンセン・セレクション” シャルドネ セントラルコースト
【合う料理】
シーザーサラダ、ガーリックシュリンプ、ローストチキン
【味わい(ワインメーカーズノート)】
「自社畑のマウント ハーランのぶどうが5%ブレンドされたこのワインはオレンジの皮や洋ナシの香りが真っ先に現れます。次第に濡れた石を思わせるミネラル感やレモンの皮、オークの香りも感じられます。フィニッシュは非常に絹のようにしなやかですが、芯の強さも感じられます。」