旬の魚介 〜6月〜 シマアジ(縞鯵)

『ワインをもっと楽しんでいただきたい!』
四方を海に囲まれた島国に住む私たち日本人に最も馴染みのある食材”魚介”。 古来多くの魚が獲れ、主菜とされてきました。 日本人の体質にあった食材ともいえる魚介の月々の旬のものを選び出しワインと食材の組み合わせをご提案させていただきます。実際にスタッフで組み合わせを試した声も掲載させていただきますので是非ご参考にしてくださいませ♪
シマアジ(縞鯵)について
シマアジは、スズキ目アジ科の海水魚です。 アジ科の魚類の中では最も高級魚です。そのため天然物はめったに市場には出ず、高級料理店でしか扱われません。 日本では関東以南の太平洋側、日本海側は新潟以南から、亜熱帯・温帯海域に広く分布します。 比較的沿岸の水深5m位から、沖合いの水深200m位に群れで生息しています。 食性は肉食で、小魚やえびやかにといった甲殻類、いそめなどの多毛類等を捕食します。 体に縦の縞があることから「縞鯵」と呼ばれるようですが、伊豆諸島等の島で多く獲れることから 「島鯵」と呼ぶとも言われます。 大きなものは1メートル以上、10キロを超える固体もありますが、この位になると伊豆諸島では「オオカミ」と呼ばれるそうで、30〜40cmくらいのものが一番味が良いとのこと。 栄養をバランス良く含み、刺身や塩焼き、煮物、汁物、蒸し物、フライ、ムニエルなど様々な料理に利用されます。
シマアジ(縞鯵)の栄養
シマアジは、優れた栄養のある魚です。 糖質の代謝を助けエネルギーをつくり出し、疲労回復に役立つビタミンB1、細胞の新陳代謝を促進し、皮ふや粘膜の機能維持や成長に役立つ ビタミンB2、皮ふや粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立つ ビタミンB6、貧血を予防し、細胞の生まれ変わりや新しい赤血球をつくり出すために欠かせないビタミンB12、活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてる ビタミンE等のビタミンを多く含み、 また、骨や歯を構成するのに必要なミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウム、カリウムも多く含まれますので、疲労回復や利尿作用、高血圧の予防に役立ちます。 お値段の高い魚ですが、栄養価もトップクラスに素晴らしい魚といえます。

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シマアジのエスカベッシュ さっと揚げてマリネしたエスカベッシュは、暑くなってきたこの時期にぴったりのおつまみです。 冷蔵庫でしっかり冷やして、少し辛口のワインと合わせれば、さわやかな食卓となるでしょう。 ![]() ライン 39 ソーヴィニヨンブラン カリフォルニア ナパ・ソノマの北部に位置するAVAレイクカウンティのブドウを使用。緯度39度ラインには、多くの偉大なワインを産出する地域を見つける事が出来ます。商品名の緯度39度にナパヴァレーの北部レイクカウンティは位置しています。柑橘系のアロマ豊かで、きれいな酸味と果実味のバランスが良くトロピカルな雰囲気の有るワインです。 ![]() フランシス・コッポラ ソフィア ブラン・ド・ブラン 画期的でスタイリッシュ、ロマンティックで詩的で薫り高いスパークリングです。 アプリコットやみかん、洋ナシの香りに、メロンやレモンの香りが感じられ、軽やかでフレッシュ感溢れるスパークリングワインです。 |
シマアジのワンタン包み揚げ しまあじのふっくらした身と脂が、カリカリのワンタン皮と素敵なコントラスト。 そのままでも美味しいですが、クセのあるパクチーや大葉に巻いて、少し個性的なワインと合わせてみるのも美味しいですよ。 ![]() ライダー・エステート ピノノワール モントレー モントレー・カウンティの由緒ある大農園主が手掛けるピノノワールです。自社畑ならではの高品質な葡萄の果実は透明感のある赤果実系の味わいを中心に品種の特徴がピュアに表現され、モントレーのトレードマークである特徴的な酸味とクリアな果実味が備わっています。 ![]() シーグラス サンタ・バーバラ・カウンティ ピノノワール 豊かな陽光に恵まれたリゾート地としても高い人気を誇るサンタバーバラは熟度の高い健全なブドウが育つ上、太平洋の寒流がもたらす冷たい潮風と霧により、バランスのよい酸味とエレガントさ、複雑な風味をブドウにもたらし、ピノノワールの新たな聖地として注目を集めています。 コストパフォーマンスにこだわったフードフレンドリーなワインです。 |
追伸
スタッフでミーティングをした結果、エスカベッシュにはソーヴィニヨンブラン、 梅肉包み揚げにはピノノワールが合いそう!という事になりました。 実際に作って合わせてみたところ・・・
エスカベッシュにライン39のソーヴィニヨンブランはベストマリアージュでした。 ビックリしてしまう位良く合っていて食事とワインの継ぎ目が全く無く少し甘いお酢とワインの余韻の酸味がピッタリ合っていました。食事のトーンとワインのトーンが一緒だとここまで違和感が無いのかと驚きでした! そして、梅肉包み揚げとシーグラスのピノノワールもマリアージュしていました。 梅肉と赤系のピノノワールは合うだろうな〜と思っていましたが、やっぱり合っていました。ワンタンを揚げた感じとピノノワールのほのかなバニラ感も良く合っていて食事もワインも進みます!
以上、実際に作って合わせてみた結果でした。

