スコット・セラーズは、5代に渡って一族が経営するワイン会社です。アメリカ最古のワインブランドの一つ、ヴィラ・アルマンド・ワイナリーの家系です。元々は、イタリアにルーツを持ち、ワイン造りの起源は1880年代まで遡ります。アメリカにわたり、禁酒法が解禁された1934年に三代目によりヴィラ・アルマンド・ワイナリーが創設され、現五代目のアンソニー・スコットを中心として、スコットセラーズが誕生しました。
所在地はローダイ。チームメンバーは家族としても扱い、彼らには常に積極性とクリエイティブさを持つことを求めています。各人が良き聞き手でありながら、自社とワインに対する前向きさ、熱意、情熱と誠実さを表現することを恐れないイノベータ―です。資質ある人材とチームメンバーたちで周囲を固める状況は、彼らの声に耳を傾けて、初めて意味を成します。

現在、スコットセラーズはCEOのアンソニー・スコットを中心にワインディレクターのポール・スコットなど同じ熱意を持ったメンバーで構成されています。ポールスコットは幼少のころから、ワイン生産者であった父に付き添い、樽の洗浄、ブドウの収穫を行い、肌でワイン造りに携わってきました。2002年にUCデイヴィスを卒業して、父のすすめで異業種で働いたのちに、スコットセラーズへ。
ワイン造り歴30年、千を超える受賞歴を持つブレンドのスペシャリスト、ミッチ・コンセンティーノ氏を長く雇い入れていたこともあり、彼からの指導を受けました。ブレンドへの彼の姿勢はミッチからの影響があり、年少であるにもかかわらず、様々な受賞歴を重ねる、ミッチ・コンセンティーノ二世の可能性を秘めた生産者です。

ローダイの古樹から収穫したジンファンデル、レイク・カウンティ―、アマドール・カウンティ―の区画で収量を制限して収穫したプティ・シラー、シラーから造られています。