カリフォルニア、ソノマのトップに君臨するワイナリー、ピーター・マイケル。今やソノマを代表する品種となったピノノワールとシャルドネで100点を獲得するだけでなく、全ての品種で最上位の地位を確立しています。
そのピーター・マイケルで、2001年から2005年まで醸造長を務めていたのがルック・モルレ氏。2005年には兄のニック・モルレ氏に引き継ぎ、ニック氏は今もピーター・マイケルの醸造長を務めています。モルレ兄弟はシャンパーニュの造り手一族に生まれ、ピエール・モルレ・エ・フィスという５世代続く シャンパンハウスの一族出身の兄弟です。

弟のルック・モルレは、ブルゴーニュやボルドーで経験を積んだのち、ナパに移住。ニュートンではジョン・コングスガード氏に師事し、スタグリン、ピーター・マイケルで腕を振るいました。 兄のニックはマルゴー２級のシャトー・ラスコンブからカリフォルニアに移住しジョセフ・フェルプスで腕を振るいピーター・マイケルの醸造長を務めています。

そのモルレ兄弟が立ち上げたワイナリーがモルレ・ファミリーです。 ファースト・リリースとなる2006年ヴィンテージにて、2銘柄で最高パーカー94点を獲得し「DRCのリシュブールやグラン・エシェゾーを思い起こさせる。」とまで称されるデビューとなりました。

2014年には、アメリカのオバマ大統領がフランスのオランド大統領をホワイトハウスでもてなした際にも、このモルレの白ワインが供されました。

さらにワインアドヴォケイト誌222号にて2013年ヴィンテージのカベルネフランがカリフォルニアワイン史上初めてのフランでのパーカー100点を獲得し、2014年のセミヨンとソーヴィニョンブランのブレンドワインの”ラ・プロポーション・ドーレ”でも同じくカリフォルニアワイン史上初めてのシャルドネ以外の白ワインでパーカー100点を獲得しています。15年にはカベルネフランで2度目の100点を獲得すると共にシャルドネで100点を獲得しています。その他、暫定100点をカベルネ、シャルドネ、ピノで各1本ずつ獲得しており、その勢いに留まることを知りません。

カリフォルニアの恵まれた気候条件から生まれる果実にエレガンスを同居させたモルレのスタイル、是非お楽しみくださいませ。

Chオーブリオンの白を彷彿とさせ、ワインを構成しているミュスカデを除けばシャトーディケムの”Y”に似ているとロバート・パーカー氏が絶賛したワインです。