売れるワインを造りたいわけではない、この土地のテロワールを表現したい

アンダーソンヴァレーの醸造を担当するのはフランス・ブルゴーニュで生まれ育った著名な醸造家ステファン・ヴィヴィアーです。

ヴィヴィアーはフランスではポマール、ムルソーおよびシャサーニュ= モンラッシュといった銘醸地で修業し、その後スイス、ニュージーランドを経て、カリフォルニアに渡米。

カリフォルニアではロマネ・コンティのオーナーである、オベール・ド・ヴィレーヌ氏とカリフォルニアを代表するカーネロスの名門栽培家ラリー・ハイド氏が共同経営するナパのワイナリー”ハイド・ド・ヴィレーヌ・ワイナリー（HdV）”の2002年の設立から10年以上醸造総責任者を任されました。

2015年からロング・メドウ・ランチの醸造を担当するとともにHdVの醸造責任者を降りた後もオベール・ド・ヴィレーヌ氏からの信頼は絶大で現在もコンサルタントとしてワイン造りに携わっています。

ヴィヴィアーは言います。「自分たちはワインメーキングではなく、ワイングローイングをしている。売れるワインを造りたいわけではない、この土地のテロワールを表現したい」と多くの土地で学び得た知識と経験を活かし、更なる品質の向上に情熱を注いでいます。

ヴィヴィアーが参入したアンダーソンヴァレーのワインはファーストヴィンテージからシャルドネが91点、ピノノワールに至ってはワイナリー過去2番目の高評価となる93点を獲得しました。翌年2016年ヴィンテージでもピノノワールは2年連続の93点を獲得しキャリアに恥じない結果を生み出しています。またシャルドネの単一畑は最新レビューで品種最高となるワインアドヴォケイト95点を獲得しました。

ワインエンスージアスト誌は「ミネラルの要素と素晴らしいテクスチャーがあり、風味豊かな果実味を備えたエレガントで凝縮したワイン」と称賛しています。

今飲んでも美味しくこれからも目の離せないワイナリーです。