そのワインは2006年ヴィンテージでワインアドヴォケイトで初めての100点を獲得すると2007年、2008年に連続してワインエンスージアスト誌100点を獲得。

その後も100点を獲得し続け自身が展開する別ブランド、ホースパワーとオーカテゴリーでも100点を獲得し、通算8回もの100点を獲得するアメリカを代表するローヌ系品種の造り手となりました。

クリストフはビオディナミ農法を実践しその土地の特別なテロワールを証明したのです。

ワインスペクテイターはカユースを「もしも驚愕の新世界のテロワールを体験したいのならカユースを手に入れなさい」とまで称賛しています。事実、飲んでみるとその味わいに驚きを隠せないはずです。ワインアドヴォケイトの当時のレビュアーであったジェブ・ダナックは「これ以上はない天国のシラー」と表現しています。

そのワインは全て生産量が数百ケースの超少量生産。メーリングリストにて販売されますが長蛇の列をなします。カユースが手掛けるワインはどれも市場で見る事は困難ですが中でもカエルのラベルが特徴の超少量生産ワイン、バイオニックフロッグは市場で見つける事がまず不可能なほどカルト化しています。

2005年にクリストフが見つけたオー・カテゴリー・ヴィンヤードとなる場所もカユースとよく似ていました。古代の丸石だらけの川床を数マイル東に行った所にある急な丘の斜面は彼にフランスのローヌ地方北部の有名なエルミタージュを思い起こさせました。再び従来の通念を無視して、そこは"アメリカの珠玉の産地"であると頑なに信じて膨大な時間と資金を投入して1haの土地を切り拓き、葡萄樹を植え付けました。オー・カテゴリーは言葉では表せないほど素晴らしいの意味ですなわち別格という意味を表現しています。

2014年がファーストヴィンテージでいきなり準パーフェクト99点を獲得すると翌15年に早々に100点を獲得。16年は再び99点と驚異の評価を獲得し続けています。