こだわり抜いたワインはTOPレストランのみ味わう事を許される超少量生産品

このワインはすぐにラスベガスやニューヨークのレストランのトップソムリエの注目を集め、ジョージのピノノワールはカルトワインの仲間入りを果たします。

ジョージのワインはメーリングリストで販売される他、ミシュラン3つ星のフレンチ・ランドリーなどの全米あるいは香港等の300余りに及ぶ有名レストランで使用され、一般市場に出てくることはほとんどありません。

ジョージが手掛ける全てのワインを足しても生産量は僅かに1000ケース程度です。これはジョージが葡萄の選定から醸造に加えボトリングからラベル貼り、出荷まですべて一人で行っているからです。

理由としては他者が介在する事によっての人為的なミスを防ぐためという徹底ぶりだと思いますが、それだけ美味しいワインを造りたいという情熱がジョージのワインには反映されているのです。

現在造られているピノノワールは全て、ロシアンリバーヴァレーの畑の葡萄を使っています。その味わいはベリーの果実味が心地よくじわじわと旨味が広がるような味わいです。柔らかさと洗練さを兼ね備え、どこか懐かしさすら感じるカリフォルニアが育む果実の旨味を感じます。

セレモニアル・ヴィンヤードは、ソノマを代表する造り手の一つでジョージ自身も個人的に愛飲するマルティネリ家が所有する葡萄畑のものです。果実が完熟する前に収穫されており赤ベリー系の風味が広がります。

ワインジャーナリストの山本昭彦氏より「果実は熟しているが、はつらつとした酸があり、ジューシー。透明感があり、じわじわとうまみが広がる。」と評され2年連続で90点越えの高得点を獲得しています。