シャンパーニュを代表する名門テタンジェ。

そのテタンジェの当主を務めたクロード・テタンジェ氏が1970年代後半に米国でのワイン造りにふさわしいワイナリーを探し始めました。

そして、1987年にナパヴァレー南のカーネロスの中心部に138エーカーの区画を見つけ出し創立したワイナリーがドメーヌ・カーネロスです。

サンフランシスコ湾から流れ込む冷たい霧の影響により、カーネロス地区はカリフォルニアでも最も冷涼な気候のブドウ栽培地の1つとなっています。そのため、シャンパーニュ・スタイルのスパークリングワインを構成するためのシャルドネやピノノワールの栽培にはまさに理想郷であり、ドメーヌ・カーネロスは、全てカーネロスにある自社畑の葡萄を100％使用しこれらの貴重な２つの品種からスパークリングワインとピノノワールを手掛けています。

ドメーヌ・カーネロスのワイナリーの建物は、シャンパーニュにある18世紀に建てられたテタンジェの象徴である城館「シャトー・ド・ラ・マルケットリー」を彷彿とさせ、内装はルイ15世様式で統一されています。

ワイナリーに世界最大規模の太陽熱収集装置を設置したり、2008年4月、全ての自社畑がCCOFの有機栽培認証を受けるなど、環境に配慮したワイン造りに積極的に取り組んでいます。

ワイン造りに関してはドメーヌ・カーネロスの醸造チームが如何にカーネロスの地でテタンジェの名前に相応しく、そしてカーネロスのテロワールがしっかりと表現されているワインを作ることに専念しています。

実際にテタンジェの醸造チームも毎年数度ワイナリーを訪れその品質向上に貢献しています。

そのワインは名実ともにカリフォルニアスパークリングワインを代表する1本と呼ぶに相応しく、2006年にはワインスペクテイターでの全米スパークリング特集にて第1位を獲得すると、2021年にはワインエンスージアストから全米スパークリング最高得点となる98点を獲得しています。

ヴェルサイユ宮殿にシャンパーニュ・ブームを起こしたと言われているルイ15世の愛妾「ポンパドゥール夫人」の名前が付けられています。フローラルな香りとフルーティーな味わいの、愛らしいピンク色の辛口ロゼスパークリングです。