インク・グレードは、カリフォルニアの高品質ワインの創始者と言われるジョー・ハイツが興したハイツ・セラーから独立したワインブランドです。

1976年にフランスワインをカリフォルニアワインがブラインドテイスティングで勝利した伝説のパリ・テイスティング通称”パリスの審判”。

その時、カリフォルニアから出品された5本のうちの1本として出品されたのがハイツのカベルネソーヴィニヨンでした。その後、30年後に熟成のピークを迎えた同じワインで再度ブラインドテイスティングを行ったリターンマッチにて、CH.ムートンやオーブリオンなど名だたるシャトー全てのフランスワインを制して第3位の栄誉を手に致しました。

そのハイツが誇る自社畑の一つがインク・グレード・ヴィンヤードです。

葡萄畑が位置するハウエルマウンテンが原産地呼称制度AVAに認定されたのは1983年ですが、インク・グレード・ヴィンヤードにブドウが植樹されたのは今から150 年前の1873 年になります。ハウエルマウンテンで最も古いシングル・ヴィンヤードの1つです。

標高427メートルの等高線によって境界が定められ、このエリアは雲の上に位置しているほどです。その為、カリフォルニア特有の霧の影響を受けない為、この地では日差しをたっぷりと浴び、ブドウは房が小さく、凝縮したブドウが出来ます。またこの地は火山性の土壌を有するため更なる相乗効果により堅強で凝縮したブドウが生み出されます。