ミシェル・ロランと並びスターワインコンサルタントとして称賛されるフィリップ・メルカと妻のシェリーの自らのブランドです。

ブランド名メルカ・メティスのメティスはフランス語で”文化の融合”を意味します。

元々のコンセプトであるボルドー品種のブレンドであるというほかに、フランス人のフィリップとアメリカ人の妻シェリーという2人のワインメーカーの精神の融合も重ね合わせています。

フランス出身の彼はペトリュスで名を馳せナパにもドミナスを持つクリスチャン・ムエックスやシャトー・オーブリオンでも醸造に携わります。

その後、カリフォルニアに理想のワインを求めたメルカは、幾多のプレミアムワイナリーからの熱いラブコールを受ます。

2002年にはワインの女神と呼ばれる、アメリカで最も尊敬される女性ワインメーカーであるヘレン・ターリーからトップカルト生産者ブライアントファミリーのワインメーカーを引き継ぎます。その時にオーナーのドン・ブライアント氏にメルカを薦めた人物が、他ならぬロバート・パーカーであるとも言われ大変注目を集めました。

そして、ワインメーカーをしていたハンドレットエーカーやダナでパーカー100点を獲得。メルカの評判はますます上がっています。

2008年のFood&Wine誌では、ロバート・パーカーが「世界で最も影響力があるワインコンサルタント」9人の1人として、ヘレン・ターリーらとともにメルカを選んでいます。

CJは二人の子供、Cloe/クロエとJeremy/ジェレミーの頭文字を取り命名されました。ナパヴァレーの各地から生き生きとテロワールの個性を表す葡萄を調達し、リリース直後でも楽しめるのが特徴でシングル・ヴィンヤードより手が届きやすい価格帯のワインとして創業年の1996年から造り続けています。