チョークヒルAVAはソノマのロシアンリバーヴァレーのサブアペレーションです。チョークヒル・エステートはチョークヒルAVAで唯一の100%エステート・ワイナリーです。エステートとは葡萄の栽培からワインづくりまで一貫して行っている 生産者の事を指します。

1972年に設立されたチョークヒルはユニークな地形、気候そして地質的にも多様性に富み、このエステートでワールド・クラスのブルゴーニュとボルドー品種のワインをつくっています。 チョーク・ヒルは永年にわたりクローン・リサーチのリーダーで、葡萄畑の独自な各区画に細心の注意を払って最適な葡萄品種、クローンを選んでいます。実際に有名なチョーク・ヒル　エステート　シャルドネはワイナリーで開発されたチョーク・ヒル・クローンでつくられています。 この品質への飽くなき探求がチョークヒル・エステートのあらゆる葡萄栽培とワイン醸造の決定の根幹を成しています。

ワインスペクテイターよりチョーク・ヒルのセミヨン1994が97点の高得点を獲得しています。セミヨンはソーヴィニヨンブランの理想のパートナーとしても知られているとおりソーヴィニヨンブランの出来も良く、また、シャルドネ1994がワインスペクテイター誌が毎年発表する1996年世界のTOP100ワインの第3位に選出されています。

ワインメーカーはスティーブ・ネルソン氏です。スティーヴは1825年より歴史のあるソノマの老舗ワイナリー”セバスチャーニ”でワインメーカーを務めたのち、ナパのカルトワイナリー”ルイス・セラーズ”でもワインメーカーを務め現在のチョークヒル・エステートに至ります。

チョークヒルはロシアンリバーヴァレーの東山間部に位置します。内陸に位置するため、霧の影響をあまり受けません。近隣生産地の中ではやや温暖な気候となり、仕上がるワインはやや重厚な口当たりのワインとなり、リ力強さと繊細さの両方を兼ね備えた味わいになります。エステート・シャルドネは自社畑の区画ごとの特徴をアロマ、フレーバー、テクスチャーに反映しています。

エステート・ソーヴィニヨンブランはソーヴィニヨンブランの他、ソーヴィニヨンブランの一種であるソーヴィニヨングリやソーヴィニヨンムスケを使用しています。ソーヴィニヨングリはソーヴィニヨンブランの一種であるソーヴィニヨンロゼの別名で、はっきりとしたピンク色の果皮を持ちます。ソーヴィニヨングリは、より重厚なワインを造ることもできます。ソーヴィニョンムスケはハーブ、若草など従来のソーヴィニヨンブランに代表される清々しい香は控えめで、その代り厚みのあるボディと独特なアロマティックな香り、黄色い果実を連想させ上品なふくよかさを感じます。