ピーチー・キャニオン・ワイナリーは、パソ・ロブレスにある家族経営のワイナリーです。

1988年にダグ＆ナンシー・ベケット夫妻が立ち上げ、パソ・ロブレスに最初期に出来た10のワイナリーの一つに数えられています。

テロワールを重視し、献身的なワイン作りの姿勢が評価され多数の受賞歴を誇り、いまやジンファンデルの銘醸産地として名高いパソ・ロブレスの葡萄を武器に、パソ・ロブレスをカリフォルニアの重要なワイン産地の一つへと押し上げました。

ワイナリーを開始してからまだ間もない1993年ヴィンテージからロバート・パーカーが93点の高得点をつけ「素晴らしく凝縮した風味、そして素晴らしいバランスを備えている」との高評価を受けています。

また、2011年ヴィンテージでは約1000種類のワインからJAL国際線ビジネスクラスのカベルネ、ピノノワール以外の品種を選ぶ“ワールド”カテゴリーより選出されオンリストされるなど品質向上に留まる事はありません。

ワイナリーは大きく成長し、そのワインはアメリカ全土で親しまれるようになりましたが、そのスタイルは設立当初と変わりません。

いや、さらに成長を遂げそのスタイルに磨きがかかっているといっても過言ではありません。

何もない所から20万本を生産するワイナリーへと成長させた兄弟によって更なる飛躍を遂げる

その理由は一つ。世代交代での更なる飛躍です。

現在ワイナリーは２代目のジョシュ＆ジェイク・ベケット兄弟に引き継がれています。

彼らはブドウ畑で、親の背中を見て育ちました。長年のワインビジネスでのキャリアの中で、彼らは少し変わったアイデアのワイン作りでマーケットに可能性を見出しました。

そして2004年に兄弟はピーチキャニオンを離れ、クロニックセラーズを立ち上げ自分達のワインを作り始めます。

クロニックセラーズは一度見たら忘れられない可愛らしいがい骨のラベルデザインが特徴です。そのキャッチーなラベルと”ジンファンデルのスペシャリスト”であった父親の技を融合させ年産20万本のワイナリーへと成長させました。

2019年にワイナリーエクスチェンジ社へと売却し、大きな実績を引っ提げて家族の元に戻り、ピーチー・キャニオンでワイン造りを再スタートしたのです。

現在は高品質な葡萄を生み出す自社畑の強みと2代目に引き継がれる事によって更なる醸造技術の向上を組み合わせ価格以上の価値のある高品質なワインを生み出し続けています。

ピーチーキャニオンのジンファンデルはカリフォルニア・ステイツ・ワインコンペでサウスセントラルコースト地域の最高賞を受賞し、さらにこちらのジンは約1000種類のワインからJAL国際線ビジネスクラスのカベルネ、ピノ・ノワール以外の品種を選ぶ“ワールド”カテゴリーより選出されオンリストされるなど品質向上に留まる事はありません。
これぞパソ・ロブレスを代表するジンファンデルといった味わいです。素晴らしい凝縮感と上品なアロマ。サステイナブル農法の自社畑で丁寧に造られたジンファンデルです。