ウッドハウスの信条は バランスの良さと熟成に耐える素晴らしいワインであることです。ヨーロッパの素晴らしい多くの造り手がそうするように、全体がまとまり複雑な香りを引き出すよう、少しばかり熟成を待って出荷されます。シアトルの北東にあり、多くのワイナリーが軒を並べるウドゥンビルの街にワイナリーを構えるザ・ウッドハウス・ワイン・エステートは、小さなブティークワイナリーでありながらブドウが本来持っている複雑な柔らかさバランス・熟成を見据えたワイン造りをしています。

オーナー夫妻であるビジャルとシニードは、2004年に叔父のトム・キャンベルとともにこのワイナリーをスタートさせると、またたく間に注目のワイナリーとなります。5つのレンジのワインを造り、フラングシップであるダリエシリーズは、ゲール語で「赤」を意味し、ドゥシークとマクギーは友人から、ケネディー・シャーとハドソン・シャーは、それぞれ娘と息子の名前から名づけられました。彼らは コロンビアヴァレーに畑を所有し、ブドウはラトルスネークヒルズ、レッドマウンテン、ワールークスロープの3か所から供給されます。

ワインメーカーでもあるトム・キャンベルは、エノロジストとしてシャトー・サン・ミッシェル等にかかわり、最も尊敬されるワシントンのワインメーカーの一人です。また、もう一人のワインメーカージャン・クロード・ベックは、幾世代にもわたるアルザスのワインメーカーの家系に生まれ、カリフォルニアのワイナリーやアペックス・セラーズやオーウェン・ローといった著名なワシントンのワイナリーでその技術を実証してきました。評論家に「触るものすべてを金に変える」と言わしめるなど彼の手腕は多方面から注目されています。
グレイト・ノースウェスト・ワインが発表した2015年トップ100ベスト・ノースウェスト・ワインにランクインしました。