ワインメーカーのエヴァン・フレイジャーは南仏ルションのモーリーでワイン造りの修行を積みました。

その後ナパに移った彼はその腕を見込まれカリフォルニア・シャルドネの5本指に数えられ世界最高峰のシャルドネを生み出すコングスガードのGM兼アシスタント・ワインメーカーに抜擢されます。

モダン・カリフォルニアの旗手として完璧なワイン造りでその名を轟かせる精力的な彼は名匠ジョン・コングスガードの右腕として活躍する傍ら、その醸造設備を使い自身のオリジナルワインを造り始めました。

面白い事に彼が選んだブドウはナパではなくカリフォルニア内陸部に残るスペインの伝統品種でした。

新樽を控え極力シンプルな醸造を行い、食事とともに気軽に食卓で楽しめる、土地の風味が香る２つの品種のみをごく少量手がけています。近年起こりつつある、カリフォルニアにおける新たな潮流を感じさせるワインですがその味わいはカリフォルニアらしさを最大限に引き出しています。

ワインに使われる葡萄は約500mの高地、かつてゴールドラッシュに沸いた内陸の街サター・クリークにほど近いシェイク・リッジ・ヴィンヤードで作られ赤い火山性土壌の畑です。標高の高さから来る暖かい日中と冷たい夜の温度差がバランスの良い風味を産みます。

豊かな酸を残すため遅摘みはせず、除梗された健全なブドウは野生酵母で醸し最低限のSO２のみを添加しています。生産量は僅か250ケース。

期間限定で定価より20％オフの輸入元協賛セールが実施されました。