ロバート・パーカー氏が初めてソノマワインに対して100点満点を付け「現代の伝説」と評し、毎年歴史を塗り替える高評価を叩き出すカルトワインが「ヴェリテ」です。

2007ヴィンテージでは、3つのワイン全てで満点を取り、現代の伝説として広く知られるようになります。その後も2008年2つ、2012年2つ、2013年2つ、2014年1つと100点を連発し現在では3つのワインで13個もの100点を獲得しております（ラ・ジョア４個、ラ・ミュゼ５個、ル・デジール４個）。

ヴェリテのワインはスタイルの違う３つのワインをリリースし、カベルネソーヴィニヨン主体のラ・ジョアはボルドー・ポイヤックのワイン、メルロー主体のラ・ミュゼはポムロールのワイン、カベルネフラン主体のル・デジールはサンてミリオンのワインと比較される事がありますが、ボルドーの銘醸ワインの2000年代のワインと比較するとCH・ラトゥールが100点を３個、ペトリュスが３個、ルパンが２個、パヴィが４個、シュヴァルブランが２個とヴェリテがボルドーを凌ぐ評価を得ています。
そして特筆すべきことは驚くほどの長命さです。全てのワインが50年以上の長期熟成が可能です。それでいてリリースからも楽しむことが出来ることがヴェリテの素晴らしさの一つです。

ヴェリテが生まれる地は世界屈指の銘醸地の一つ、ソノマ・カウンティ内のアレキサンダー・ヴァレー、ベネット・ヴァレー、チョーク・ヒル、ナイツ・ヴァレーの高地に点在する、厳選された小区画です。多様な微小気候と40以上の異なる土壌が生み出す類まれなるテロワールの凄みを、匠の手で見事に調和させた奇跡とも言えるワインです。一切の妥協も見られないヴェリテのエレガントで美しい、深みのある味わい。完璧とは正にヴェリテの為にある言葉かも知れません。

＜醸造家- ピエール・セイヤン氏＞
米国において最も卓越したボルドーブレンドを生み出す造り手としてロバート・パーカー氏に絶賛され、「Wine Personality of the Year 2002」にも輝いたカリフォルニアワインの歴史を変えた巨匠。フランスのガスコーニュ地方出身で、アルマニャックにある実家のワイナリーでワイン造りに触れ、ソミュール・シャンピニーで修行を積みます。その後20年以上に亘ってボルドー品種を追及すべく、オー・メドック、サン・テミリオン、サン・テステフなど6地区、計7つのシャトーで醸造責任者として従事してきました。そして世界最高峰のワインを造るべく、地元フランスを離れて90年代にカリフォルニアの地に渡り、同じ目的を共有するジャクソン・ファミリーの当主であった故ジェス・ジャクソン氏の支援のもと「ヴェリテ」ブランドを立ち上げました。

希少なバックヴィンテージ1999年が入荷いたしました。1999年はロバート・パーカー氏が2002年に試飲した際は飲み頃予想2022年でしたが2011年の再試飲により2026年に修正されました。試飲した際に「99年は98年よりも長命で今なお若さを秘めている。」とコメントしています。