2002年にホアン・メルカードによってレアム・セラーズは設立されました。10ヴィンテージを造り、今やそのゴールは明確に見えていると語ります。
「ゴールはナパ・ヴァレーの最高の畑から最高級の芸術品を造り上げること。それぞれの畑が持つ可能性を探求、追求し、土地が内包する個性や真実をワインに表現することに全スタッフが情熱を傾けています。我々はまだ若いワイナリーで、やっと準備が整ったところ。これから頂点を極める旅立ちが始まります。」
共同オーナーにハーラン・ボンドの財務を経験した多才なスコット・ベッカー、ワインコンサルタントにミッシェル・ロラン、そのミッシェルからカリフォルニアに派遣され、アンディ・エリクソンの元でアリエッタ、ファヴィア、ハートウェル、オーヴィッド、スクリーミング・イーグル等で修行したブノワ・トゥケがワインを造ります。
2002年からリリースされたワインはロバート・パーカー監修ワインアドヴォケイトにて既に8つの100点を獲得しトップワイナリーの地位を確立しています。

ザ・バードはナパヴァレー・カベルネソーヴィニヨンの最上級の畑を贅沢にもブレンドした宝石箱のようなワインです。誰でも財力さえあれば出来ることではなく、長いレアムの下積みがこれら銘醸畑から最良の葡萄の調達を可能にしました。そして見事なまでのブレンドと芸術的な仕上げが行われる、ミッシェル・ロラン、ブノワ・トゥケの至高の逸品です。クラッシックなボルドーのカベルネの要素と、ナパヴァレーらしい果実味の濃厚さを兼ね備えています。2013年ヴィンテージにてパーカーポイント100点を獲得しています。

2015年にもともとハートウェルが所有していた畑とワイナリーがあった土地を取得。スタッグス・リープ ・ディストリクトのほぼ中央に位置し向かいにはスタッグス・リープ・ワイン・セラーズがあります。 この畑のある土地はかつてネイティヴ・アメリカンのワッポ族が見晴し台としていました。そして満月の夜に部族間の競い合いが行われていた、というジャック・ロンドン氏の著作からこのワイン名を「ムーンレーサー」と命名しました。

ナパヴァレーらしいリッチな果実味とボルドーのタイトさ、 北ナパヴァレーの濃厚さと南ナパヴァレーのエレガントさの両極端な個性が共存するワインです。