スター・レーンは1996年、カリフォルニア州サンタ・バーバラの最東端、サンタイネズヴァレーにディアバーグ夫妻によって設立。

1970年代から、ミズーリ州でワイン造りを行っていた一家が、世界的なボルドーブレンドを生み出すべく設立したワイナリーです。ボルドーやナパなど世界各国のボルドー品種の栽培に適した産地を10年もの月日をかけて捜し歩きました。そして、辿り着いた運命の地がサンタバーバラ、サンタイネズヴァレーです。

2007年10月〜2008年2月にかけてアメリカ各地で総勢121名のソムリエやワイン関係者がテイスターとなり、アメリカ産カベルネのブラインド・テイスティングが行われました。そこでオーパス・ワンをはじめ名だたる強豪を抑え高得点を獲得したのが、最も安価だったスターレーンのカベルネソーヴィニヨン2005年でした。驚く事に2005年ヴィンテージはワイナリー初リリースのワインだったのです。

このテイスティング会に参加していたFOOD&WINE誌は同誌が主催する2007年アメリカンワインアワードで、スターレーン カベルネ2005年を「ベストNEWカリフォルニア カベルネ」に選出。これに加え、ワインエンスージアストで93点を獲得。ファーストヴィンテージにして大ブレイクしたワイナリーです。

更に、2008年〜2015年にはゴルフ世界4大大会の一つマスターズが開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフグラブで期間中にワインがオンリストされるなど注目を集めることになります。

2009年にはボルドー品種にとってその類まれなるポテンシャルがあることが認められスターレーンの畑を含む地が「ハッピー・キャニオン・オブ・サンタ・バーバラ」として原産地呼称（AVA）認定されました。

手掛けるのは才能あふれる醸造家タイラー・トーマス。以前に手掛けていたソノマのドネラン・ワイナリーでは自身が仕込んだワインがパーカーポイント100点を獲得するなど、軒並み高評価を獲得してきた注目の醸造家です。大学では植物学を学び、醸造学と栽培学の博士号を取得しているスペシャリスト。ナパのハイド・ド・ヴィレーヌ等で経験を積み、偉大な畑から偉大なワインを生み出し、高い評価を集めてきました。

デビューから華々しいデビューを飾ったワイナリーは妥協なきワイン造りへの姿勢を貫き成長し続けています。

華々しいデビューを飾った2005年から2年後の2007年ヴィンテージから秘密裏にあるプロジェクトが進んでいました。2007年ヴィンテージより、現地カリフォルニアの倉庫にてスターレーンの熟成プロジェクトを始動しました。そして、温度管理された倉庫でゆっくり熟成を経た2007年ヴィンテーが飲み頃を迎え、10年以上の時を経て遂にリリースとなりました。

そして遂に待望の第2弾2009年がリリースされました。2009年はリリース当初より熟成ポテンシャルが高いと期待された年でした。10年以上の熟成を経て見事に進化しました。こちらのヴィンテージは2013年マスターズが開催された名門オーガスタ・ゴルフクラブで大会期間中のワインリストにオンリストされたワインでもあります。

※経年によりコルクが大変脆くなっております。抜栓の際は慎重にお願い致します。