ソノマで三代続くワイナリーを運営するポール・スローン。

この生産者の特筆すべき所はブドウ栽培のコンサルティングも行う葡萄栽培のスペシャリストであると言う事です。

葡萄を育てる事が、何よりのワイン造りという信念で化学肥料を使用しないで注意深く育て、葡萄のエキスをタップリと引き出す生産者です。

ワイナリーが大事にしている栽培法は、密植での葡萄栽培です。

密植を行う事は、葡萄樹間で防衛本能が働き、それがストレスとなって、素晴らしいワインに成り得る可能性を高めます。葡萄樹を超高密度に植える栽培方法で、丁寧に育てた葡萄のみを使用します。

ワインスペクテイター誌はスモール・ヴァインのワインを「ソノマの素晴らしいピノノワール8本」に選出しました。

選出されたワイナリーは、ウィリアムズ・セリエム、メリー・エドワーズ、ダットン・ゴールドフィールドと錚々たる顔ぶれです。

また日本で開催された国際ワインコンクール「日本で飲もう最高のワイン」にて赤ワイン・フルボディ部門で専門家、愛好家の両方の審査により、ともに最高評価のプラチナ賞を獲得。

さらに1本だけ選ばれる最高評価ベストワインも獲得し堂々の３冠を受賞いたしました。

セバストポールの街から１キロの位置にあるバラノフ・ヴィンヤードは、スモールヴァインのワインの中で最も筋肉質で、タンニンが強く、凝縮したワインです。

ロシアンリバーヴァレーの鉄分を多く含む土壌が力強いタンニンと気品のある骨格、涼しさから引き締まった酸の恩恵を受けまた、バランスの良い長い温暖な生育期間が豊かさと深みをもたらしています。

生産量は僅か93ケース。現行品のリリース価格は100ドルで高得点を連発する、10年超熟成を経た希少なお値打ちピノノワールです。