ガイザーピークはカリフォルニアで最も伝統のあるワイナリーのひとつで、130年以上の歴史を誇ります。アメリカで29番目に認可されたワイナリーです。 1882年、最初のワイナリーがガイザー・ヴィルに建設されました。 今日では、Wine&Sprits誌の“Winery of the Year”を9回も受賞した、ソノマでも最も受賞歴の多いワイナリーのひとつとして有名です。

設立者であるAugustus Quitzow氏は、アレクサンダー・ヴァレーでブドウ栽培において特別な場所を見つけたと信じていました。実際、その土地は谷底と、段丘、そして丘の斜面が混在したヴィンヤードで、高品質なワイン造りにはうってつけの申し分ない場所でした。1982年に実業家のHenry Trione氏とその息子たちがワイナリーに加わり、高品質な高級ワイン造りへと方向転換を図りました。 その後オーストラリア・ペンフォールド社の参入により、グランジを手掛ける著名な醸造家、ダリル・グルーム氏がガイザーピークに携わり、更に醸造技術が磨かれていったのです。 特にソーヴィニヨン・ブランが有名で、数多くの賞を受賞し、2004年ロンドンで開かれたInternational Wine Challengeでは“Best U.S,A White Wine”を受賞しました。

銘醸地ナパ・ヴァレーに隣接するのがソノマ・カウンティです。ソノマ・カウンティを北へ細く狭めたところにアレキサンダー・ヴァレーがあります。創設当時、人々は口々に言いました、「ここは険し過ぎて良いワインは造れないよ」と。 その場所こそが、ガイザーピークが現在ワイナリーを構える場所なのです。アレキサンダー・ヴァレーの中心に位置するガイザーピークのヴィンヤードは、土地を小さな区画に分けてブドウを栽培することで、各区画がもつ多様性、変化に富んだ生育環境・標高・気温の全てから素晴らしい恩恵を得ています。

冷涼な気候のソーヴィニヨンブランは、その独特の酸、エレガントな口当たり、きめの細やかな味わいのストラクチャ、鼻を刺激するアロマからソーヴィニヨンブラン好きの中で愛されています。このスタイルのワインを求めて、ガイザーピークのソーヴィニヨンブランはロシアンリバーヴァレーの境界にある畑で収穫されたものを使用しており、この地域の特徴である霧に包まれた中で生育されました。